グルテンフリー(その25)
炎症は私たちの体を守るための、生体防御反応といえるのです。アレルギー、うつ、心筋梗塞、生活習慣病からガンまで、あらゆる病気のベースにはこの炎症があります。つまり、炎症が体のどこで起こるかによって、病気の種類が違うという事なのです。血管で炎症が起これば動脈硬化に、脳で炎症が起これば脳梗塞や脳出血に、心臓で炎症が起これば心筋梗塞に、皮膚で炎症が起こればアトピー性皮膚炎に、細胞で炎症が起こればガンになるという事です。そして今まで話してきたように、腸の炎症はアレルギーにつながります。当然の事ですが、炎症が進めば病状は悪化し、病気が進行してしまいます。炎症が小さいうちに沈静化させることが出来れば、病気になる事はありません。
炎症が起きている時、その炎症をコントロールしているのは血液中の白血球です。炎症の原因になっている因子を炎症性サイトカインといいますが、白血球は、炎症を起こしている所で、どんな炎症性サイトカインを出すのかを決める働きをしています。このサイトカインを出すのかを決める働きをしています。このサイトカインを指揮し、実際に炎症を沈めてくれるのが、副腎皮質ホルモンの一つであるコルチゾールです。コルチゾールは炎症を鎮める強力なホルモンです。例えば花粉症の例でいえば、鼻の粘膜で炎症が起きていると、その部位から炎症性サイトカインが放出されます。サイトカインは血液で全身を巡っていき、脳にも届きます。すると脳から炎症を抑えるように指令が出され、副腎脂質刺激ホルモンが出されます。副腎皮質刺激ホルモンはコルチゾールの生成を活性化するので、コルチゾールが血液中にどんどん分泌され、炎症部位に届き、炎症を鎮めます。
ちなみに、コルチゾールは別名「抗ストレスホルモン」と呼ばれています。炎症も体にとっては大きなストレルであるのは確かですが、日常生活の中でストレスにさらされ続けていると、コルチゾールが分泌され続けることになります。すると、コルチゾールを分泌する内分泌器官である副腎が疲れてきて、コルチゾールが不足してきます。実際、アレルギー症状はストレスを感じると悪化します。あらゆる病気を悪化させないためにも、生活習慣を改善し、なるべくストレスを取り除くことも必要なのです。
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