• 院長ブログ/治療

グルテンフリー(その17)

モルヒネと似た構造のものが血液脳関門を超え、神経細胞のシナプスのオピオイドレセプター(モルヒネ様の受容体)でキャッチされると、中毒症状を引き起こします。例えば、ハイになってしまったりイライラしたり幻覚や妄想まで起こしてしまうのです。それだけではなく、神経伝達物質の発現を阻害してしまうのです。シナスプから出てくる正常な神経伝達物質を阻害するため、心の安定に欠かせないセロトニンやGABAが出ずらくなったり、あるいは神経を興奮させるノルアドレナリンを過剰に分泌させてしまうのです。すると、記憶があいまいになったり、情緒が不安定になる、うつになる、興奮しやすくなるといった症状を引き起こすのです。

このような事がなぜ実証されたのでしょうか。その背景には、ナルトレキソンやナロキソンといった麻薬拮抗薬があります。麻薬拮抗薬は、麻薬中毒の患者に飲ませると麻薬作用を減弱する作用があります。これを小麦依存者に飲ませるた所、麻薬中毒者の患者同様、症状が軽減したのです。ちなみに、ハイになると食欲が増進されます。食べれば食べるほど「もっとほしい、もっと食べたい」という一種の中毒症状が出てしまうのです。朝パンを食べたら昼はパスタが食べたくなり、おやつにはケーキやクッキーを食べたくなり、夜には衣たっぷりの揚げ物を食べたくなる・・・といった状態になるのです。ドーナツや、パンケーキなど、小麦系の甘いものを食べると幸福感を感じる人もいます。毎日の3時のおやつが「ふわふわした甘いもの」だという人は驚くほどたくさんいる事でしょう。あなたがそういったタイプだとしたら、脳が麻薬様物質にやられている可能性が高いという事なのです。

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