• 院長ブログ/治療

グルテンフリー(その9)

粘膜と関係しているIgAアレルギー

3つ目はIgAタイプのアレルギーです。IgA抗体は、粘膜に幅広く存在する抗体です。IgE、IgG抗体が血液中に入ってきた異物に対して体を守るように働くのに対して、IgAは血液に入る前段階、腸粘膜や鼻の粘膜など、「粘膜」の所で働く免疫グロブリンです。

粘膜はいわば、体の外にありながら、常に外界にさらされているといえます。口、食堂、胃、腸、肛門はまるで一本のホースのようにつながっていますが、それぞれの粘膜は、外からの進入物を最初に受け入れる場所です。毎日の食事などで体内に入ってくる刺激に対して最前線で戦っているのが粘膜なのです。

侵入してきた外的(抗原)は、粘膜から分泌された粘液で包み込み排出しています。その分かりやすい例が、せき(痰)であり、下痢であるといえます。

IgAが十分分泌されていると、粘液のバリヤ機能が働き、血液に入る前に抗原を撃退することができます。ところが粘膜が弱っていると、抗原が血中に入ってしまう事になります。

血液検査をして、特定の食材にIgA抗体があるときは腸管やそのほかの粘膜が弱くなっていることを疑います。その食材が抗原となってアレルギーを引き起こす可能性は高くなります。これは、腸の粘膜とアレルギー、特に小麦のアレルギーが深く関わっています。

IgA抗体の分泌が少なくなると、IgGアレルギーも発症しやすくなります。そして症状もわかりにくいという点では非常に似ているのが特徴です。

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