「とよた歯科クリニック」が提唱する「予防歯科」「STM」とは?
歯一本の値段?
突然ですが、歯一本の値段、いくら位だと思いますか?
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何かの宣伝にあったように「プライスレス!」
その通りです。
では、ちょっと視点を変えて、インプラントで考えてみましょう。
ご存知の方も多いと思いますが、「なくなった歯を人工の歯根によって回復してくれる治療」がインプラント治療です。
見た目も咀嚼力もほぼ元通りになりますが、保険がきかないので一本約40万円かかります。
えぇー高い!!!
そう、歯を一本失うと、回復するのにそんな高額な費用がかかるのです。
予防歯科とは?
そこで、予防歯科について考えてみたいと思います。
とよた歯科クリニックで行う「予防治療」では
歯全体の虫歯・歯周病・かみ合わせのチェック
歯ブラシ指導
歯石除去
歯面清掃(※1)などを行います。
(※1)研磨剤を使って汚れをつきにくく、落としやすくします。「車のワックスがけ」の様なものです。
早期発見はもちろん、自身で清掃出来ない部分も歯科用の器具を使用して清掃できるため
虫歯や歯周病予防になるのです。
全部で約一時間。一回の予約で終わります。
一回3,000円程度(3割負担)です。
もし、今後3カ月に一回予防治療をするとして、ひと月当たり1,000円。1年12,000円これを30年続けて36万円。
なんとインプラント一本分以下!!!
つまり、30年予防をして、一本でも多く歯が残せれば元が取れる
という計算になります!
残存歯数と医療費の意外な関係
ところで、日本人は虫歯や歯周病でどれ位の歯を失うかご存知ですか?
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60歳で6本、70歳で11本、80歳で16本です。
歯の総数はもともと28本(親知らずを除く)なので
残っているのは60歳で22本、70歳で17本、80歳で12本です。
結構多くの歯が失われていると思いませんか?
一方、あるデータによると継続的に予防をした人では
歯を失う本数は60歳で1.3本、70歳で1.9本と言われています。
全然違いますね!!!
また、70歳から89歳を対象にひと月にかかる医療費(歯科を除く)の調査をすると
20本以上の人35,000円、10本から19本の人38,000円、9本までの人42,000円
歯がない人47,000円だったそうです。
結構皆さん多く払われていますね・・・。
ここで注目したいのは
歯がたくさん残っている人の方が明らかに医療費が少ない!
ということです。
これは歯が全身的な健康に大きく関わっている事が関係しています。
歯周病が、脳血管障害、心臓病、糖尿病、早産を引き起こすことや
自分の歯でかむ事が認知症の予防になる
事などが最近分かっているのです。
そこで提案。
美容室や散髪屋に通う習慣があるように、
接骨院に通うように、マッサージやエステに通うように
歯医者に定期的に通って時間と費用を将来の健康に投資しませんか?
STMとは?
「とよた歯科クリニック」ではこの様な考え方を
STM (SAVE TEETH and MONEYの略)として提唱しています。
SAVEには「助ける・保存する」という意味と「節約する」という両方の意味があります。
つまり、歯を出来るだけ残して、お金も節約しようという考えです。
「ご自身の健康な歯を維持していくことで
将来にわたり、必要な医療費が節約できる」
北欧ではこの予防の考え方が国民に広く伝わっています。
その代表として、例えばスウェーデンでは80歳で25本!!!の歯が残っています。
日本では12本です。
この差は歴然なのです!!!
政治や経済対策により突然給料が上がるでしょうか?
今まで強制的に支払ってきた年金は老後本当に返ってくるのでしょうか?
医療費の負担は上がらないでしょうか?
今の時点では誰もわからないと思います。なんの保証もないわけです。
自分で保証できる事は、自分自身が一生健康であることです。
国の制度では保証出来なくても、自分の健康は自分で守りたいと思いませんか?
最近、「歯科保険」なるものが出現し、歯科治療費も保険対象となるそうです。
例えば、35歳の方で月2,500円払えば
最高20万円まで保証してくれるというもの。
歯科治療費は悪くなってから通うと、高額になる事が多々ありますもんね。
でもこの保険。治療費を保証してくれるだけで本当にいいのでしょうか?
虫歯を治す、ブリッジを入れる、義歯を入れる治療で、歯が全く元に戻る訳ではありません。
元の様に痛みなく咀嚼でき、審美的に仕上げるのは当然のことですが
所詮プラスチックやチタン・金属、人工の歯が入ったにすぎません。
今まで失ってきたものは、仕方ありません。
歯医者としては当然、最善の処置として治療を行います。
しかし、本当はあなたの大切な歯を削りたくありません。抜きたくはありません。
一番大切なのは
ご自身の歯を出来るだけ健康な状態で維持する
事だと思います。
「痛いから」「腫れたから」「詰め物が取れたから」「しみるから」・・・・
何か不快な症状があってから、はじめて歯医者に通う。
これは少し時代遅れな考え方なのかもしれません。
歯科医院が
ただ単に「口の中の不愉快な症状を取り除く」場所で終わるのは
もったいない気がします。
おおげさに聞こえるかもしれませんが
「皆さまの全身的な健康を維持し、一生涯幸福な生活を送るお手伝いをする。」
それが、本来歯科のあるべき姿だと考えています。
「予防歯科」により
皆様が一生楽しい食事ができ、健康で幸せな生活を送れる事
を、スタッフ一同、心から願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。